【二色成形・意匠性】二色成形で実現する、絶対に消えないロゴと高級感の作り方

使っているうちに削れていく、製品ロゴの悲しさ
「自慢の新製品を市場に投入し、最初は綺麗に印刷されていたブランドロゴや操作ボタンの文字。しかし、ユーザーが毎日手で触り、カバンの中で擦れているうちに、数ヶ月で印刷が剥がれて見すぼらしくなってしまった……」
プラスチック製品の表面にロゴや文字、アイコンを入れる際、最も一般的なのは「シルク印刷」や「パッド印刷」、あるいは「塗装」です。手軽でコストも安いため多用されますが、どうしても「後から表面に載せているだけ」であるため、経年劣化や摩擦による剥がれを100%防ぐことは困難です。
「かといって、文字をただの凸凹(刻印)にすると、同色で見えにくくなってしまう」。そんなデザインと耐久性のジレンマを、文字通り「根底から解決する」地道な高級技術が、弊社の得意とする「二色成形(ダブルインジェクション)」です。
剥がれる「印刷」と、素材そのものが文字になる「二色成形」
二色成形とは、1つのプラスチックパーツの中に、異なる2種類(あるいは2色)の樹脂を、2回の成形プロセスを経て完全に一体化させる特殊な成形技術です。
• 文字そのものが「プラスチックの塊」: 印刷のように表面にインクを載せるのではなく、例えば「ベースの黒いプラスチック」の中に、「白いプラスチックで文字の形を型取って流し込む」という作り方をします。
• 削れても文字が消えない: つまり、金太郎飴のように、製品の表面がどれだけ摩耗して削れようとも、裏側まで同じ色のプラスチックが詰まっているため、文字やロゴが絶対に消えることはありません。 パソコンの高級なキーボードのキーキャップ(文字が絶対にハゲないもの)をイメージしていただくと分かりやすいかと思います。
弊社が手を尽くす、二色成形の「噛み合わせ」と質感のコントロール
二色成形は、金型の構造が非常に複雑になり、1回目の成形品を寸分違わずに2回目の金型へ移動させる(または型を回転させる)高度な精度が求められます。
1. 異材質の「密着性」を担保するノウハウ: 単に色が違うだけでなく、「硬いプラスチック(ABS)」と「柔らかいゴムのようなプラスチック(エラストマー)」を組み合わせ、滑り止め付きの高級グリップを作ることも可能です。弊社では、2つの素材が剥がれないよう、最適な樹脂の組み合わせと、噛み合わせ面のミクロな形状工夫を提案します。
2. 大げさな設備アピールではなく、現場の「位置決め精度」: 機械が優れているだけでなく、金型の温度管理や樹脂を流すタイミングを職人が繊細に追い込むことで、2つの色の境界線に「にじみ」や「バリ」が出ない、シャープで美しい輪郭を実現します。
長く愛される製品に、消えない価値を
印刷が剥がれた製品は、それだけでユーザーに「安物」「古いもの」という印象を与えてしまいます。二色成形を採用することは、初期の金型投資は通常よりかかりますが、製品の寿命を劇的に伸ばし、ブランドの信頼性を長く保つための非常に誠実な選択肢です。
「長くハードに使われるガジェットを作りたい」「触り心地の高級感と耐久性を両立させたい」という開発・設計担当者様は、ぜひ弊社の二色成形技術を一度その目で確かめてみてください。
【二色成形(異材質一体化)・高級意匠のご相談はこちらから】