お問い合わせフォーム 電話で相談する
2026.02.20

【ゲート跡・外観の悩み】「ここ、もう少し綺麗にならない?」量産間際に揉めがちな外観問題をクリアにする方法

試作では気づかなかった、量産品の手触りと見た目の「違和感」

「試作の3Dプリンター模型や簡易軟質モックでは完璧に見えたのに、いざ本金型で量産してみたら、思ったより製品の目立つ場所にプラスチックの『ポチッ』とした跡が残ってしまった……」
プラスチック製品の開発において、このような外観上のトラブルは決して珍しくありません。この跡の正体は、金型内に樹脂を流し込む注ぎ口である「ゲート跡」です。また、樹脂が合流する部分に細い線が出る「ウェルドライン」も、意匠性を大きく左右する悩みの種です。
設計図面上では綺麗に収まっているように見えても、実際に量産が始まってから「ここ、もう少し綺麗にならない?」と手直しを迫られるのは、開発担当者様にとっても非常にストレスがかかるものです。

なぜ外観の不満は「量産間際」に発生するのか?

通常、成型メーカーは「図面通り」に金型を掘り、樹脂を流します。しかし、製品のデザインや機能にばかり目を奪われていると、成型時の樹脂の流れ(流動性)の予測が甘くなり、以下のような「かゆいところ」にトラブルが残ってしまいます。
• ゲート位置の配慮不足: ユーザーが一番よく触る場所や、製品の正面にゲートが配置されてしまい、後から削る追加工工数が発生する。
• ウェルドラインの発生: 穴あき形状の裏側など、樹脂が合流する部分の温度管理が不十分で、表面に白い傷のような線が目立ってしまう。
これらは最新の超高度な技術が必要なわけではありません。最初の設計段階で「樹脂の気持ちになって、どれだけ丁寧に仕上がりを予測できたか」という、成型メーカーの配慮の差がそのまま出てしまう部分なのです。

弊社が徹底する、地味だけど手抜きのない「予測と配置の工夫」

弊社では、図面をいただいた段階で、単に「作れるか・作れないか」を判断するだけでなく、「製品として使われるときに、どこが一番綺麗であるべきか」を開発担当者様と一緒に考えます。
1. 目立たない位置への「隠しゲート」設計: 製品の裏側や、組み立てた後に見えなくなる嵌合(かんごう)部、あるいは斜めから樹脂を潜り込ませる「サブマリンゲート」などを採用し、表面にゲート跡を残さない工夫を尽くします。
2. ウェルドラインを端に追いやる肉厚調整: 樹脂の流れるスピードをコントロールするため、図面の機能を損なわない範囲で「ほんの数ミリミクロ単位の肉厚調整」を提案し、目立つ線の発生位置をコントロールします。
3. 手作業による細やかな型調整: 機械任せのシミュレーションだけでなく、試作時に職人が型の当たりを微調整し、バリや外観不良を極限まで抑え込みます。

使う瞬間を想像して、泥臭く調整する誠実さ

「言われた通りの寸法で型を作りました」で終わらせるのではなく、「実際にユーザーが手に取ったとき、このザラつきや線は気にならないか」まで想像力を働かせること。これが、私たちの考える「かゆいところに手が届くモノづくり」です。
特別な新素材を使わなくても、今ある設計に対してほんの少しの手を尽くすだけで、製品のクオリティは劇的に向上します。量産間際になって外観問題で頭を抱えたくない開発担当者様は、ぜひ図面が固まる前の段階で、一度弊社の「泥臭い検図力」を頼ってみてください。

【外観品質を高める、細やかな金型・成型のご相談はこちらから】

新着お知らせ

お問い合わせフォーム

お問い合わせフォーム

電話で相談する

050-5538-3652

タップすると電話画面に転送します
目次